すべては背骨から!身体感覚の発達

ぼたもち堂のコラムでは、ジャグリング発達支援に関するお役立ち情報をお届けしています!
学校、保育園、幼稚園、児童館、放デイなど、子どもと関わるお仕事の参考に。
日々の現場での活動や、プログラム作成に役立てていただければ幸いです。

私たちはいつの間にか、起きて、立って、歩く、といった日常生活動作を自然に行っています。

しかし、赤ちゃんのことを考えてみれば、それが「当たり前」ではないことが分かります。
赤ん坊は、仰向けで寝ているところから始まって、一生懸命からだを動かして寝返りやずり這いを習得していきます。

このときに大事になるのが、身体感覚の発達です。

この発達は、ちょうど動物の進化と同じような過程をたどります。

最初に脊椎動物としての感覚、つまり背骨の感覚を習得します。
そして、魚のように背骨をくねくねと動かすことで、全身を動かしていきます。
さらに、手足が生えてからだを支えるようになり、いつしか足だけの移動、つまり二足歩行ができるようになります。

この時に、動作の感覚として、背骨を動かす感覚から、手足で支える感覚を学び、頭を持ち上げることができるのですね。
そして、最終的には二足歩行から発展して、左右バラバラの動きができるようになります。

野球のピッチングなどがいい例です

右と左で異なる動きをしながら、全身の連携を図るのは、とても高度な動作なのです。

運動が得意な子どもは、これらの身体感覚、動作感覚の発達が優れています。
逆に大人であっても、これらの感覚に「積み残し」つまり未発達の部分が隠されている可能性もあります。

ぼたもち堂のプログラムでは、座ったまま、あるいは寝転がったままの姿勢でボールを扱うワークを行います。
このようなワークを通して、脊椎感覚を中心とした身体感覚と、固有受容覚などの体性感覚が統合されていくわけですね。

体性感覚についてはこちらもご覧ください。

活動の中で子どもの状態をみるときも、感覚統合の7感覚だけではなく、身体感覚や遊びの段階など、様々な発達の状態を複合的にみることを心がけています。

ぼたもち堂では、ジャグリングの鑑賞と体験ができるプログラム
「みて、ふれて、感じるジャグリング!」
をお届けしています。
ジャグリングを通して「ものが動く面白さ」「からだを動かす楽しさ」をお伝えします。
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