おてだまをあたまに乗せると姿勢が整う

ぼたもち堂のコラムでは、ジャグリング発達支援に関するお役立ち情報をお届けしています!
学校、保育園、幼稚園、児童館、放デイなど、子どもと関わるお仕事の参考に。
日々の現場での活動や、プログラム作成に役立てていただければ幸いです。

ぼたもち堂の「おどるジャグリング」のワークショップでは、一番最初に「あたまのてっぺんにおてだまを乗せる」というワークからスタートします。

最初は「難しい!」と言って落としてしまう子どももいますが、何度か挑戦するとすぐにできるようになります。
そして、あたまのてっぺんにおてだまを乗せると、ほとんどみんな姿勢がよくなります。

これは、以前ご紹介した「触覚」「固有受容覚」「平衡感覚」をバランスよく刺激し、脊椎感覚(せぼねの感覚)を育てることにつながるからです。

よい姿勢を作ろうとする時に、「背筋をピンと伸ばして」という声がけはよく使われると思います。
ところが、この「背筋をピン」の感覚が、難しい子もいるのです。

「背筋をピン」で上体をまっすぐに保てる子どもは、すでに「せぼねの感覚」を持っている子どもです。
そうでない子どもにとってはイメージがつきにくく、無駄な力が入ったり、不自然に腰が反ったりします。

おてだまを乗せることで、重心の位置が分かり、重い頭部をバランスよく背骨で支える感覚がわかってきます。
これが、「せぼねの感覚」を身につけることにつながるのです。

感覚刺激の重要性は、こんなところにも表れるんですね。

ぼたもち堂では、ジャグリングの鑑賞と体験ができるプログラム
「みて、ふれて、感じるジャグリング!」
をお届けしています。
ジャグリングを通して「ものが動く面白さ」「からだを動かす楽しさ」をお伝えします。
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