おてだまで発達支援!ジャグリングと感覚統合

ぼたもち堂のプログラムでは、パフォーマンスを楽しんでもらった後、ボール1個から始める「おどるジャグリング」のワークショップを行っています。

道具が動く、からだを動かす。

「うごくっておもしろい!」をいっぱい体感していただけたら何よりです。

そんなぼたもち堂のプログラム。
実は、体験を通して自然と、子どもたちの発達を促すようなワークにもなっています。
みなさんは「感覚統合アプローチ」というものをご存知でしょうか。

「感覚統合アプローチ」とは、さまざまな感覚刺激がインプットされることで、感覚情報を脳が統合し、適切な反応を学んで発達が促されるという手法です。

感覚の苦手や過敏なども改善される可能性があり、自閉スペクトラム症やADHDなど、発達障害のある子どもへの療育手法として確立されています。

感覚統合で考えられている、ひとの感覚には次のようなものがあります。

視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚・前庭覚・固有受容覚

感覚についての詳しい解説は別の記事で書きますが、おてだまを使う「おどるジャグリング」はこれらの感覚を適度に刺激するのにピッタリ!

例えば、最初におてだまを手に取ったら、触って、掴んで、こねて、振って、といった動作をしてみます。

そうすると、指先や手のひらでおてだまの感触を楽しみ、さらに中のペレットがシャカシャカと良い音を立てます。おてだまは手の動きに合わせて形を変えていきます。

触覚と聴覚、視覚。

こんな風に、いくつかの刺激を同時にインプットすることが大切なんです。
これによって、複数の感覚が脳の中でセットで処理(統合)されて、からだと世界の関係を学ぶことができます。

そして、パフォーマンスを観た後なので「やってみたい!」と積極的に楽しめます。
「楽しい!」と脳はたくさん動きます。「つまんない…」と脳はあまり動きません。
みなさんにも経験があるのではないでしょうか。

「遊び」が、発達の一番の力になるゆえんですね。

「おどるジャグリング」楽しいですよ~!!

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