ぼたもち堂のプログラムでは、これまでたくさんの子どもたちに「おどるジャグリング」のワークショップをお届けしてきました。
のべにして200館以上、6,000人以上の子どもたちと一緒に、ジャグリング&ダンスを行ってきたことになります。
普通、ジャグリングを始める時は、2個、もしくは3個のボールでお手玉の練習をします。
しかし「おどるジャグリング」のワークショップで使うボールは1個だけ。
難しい技に挑戦するよりも、「できること」に目を向けることを大事にしています。

からだの色んなところに乗せたり、挟んだり、投げてキャッチしたりしながら、少しずつからだをほぐしていきます。
簡単な動作から始めるので、運動が苦手な子どもや、集団に馴染めない子ども、障がいのある子どもでも始めやすく、気軽に取り組むことができます。
そして、活動に取り組むうちに自然とからだが動き出し、最後にはみんなでボールを投げながら音楽に合わせて踊ります。
ジャグリングパフォーマンスを楽しんだあとでウズウズしているのか、大盛り上がりでからだを動かすことが多いです。
音楽を聴きながら、ボールを目で追って、手で投げて、体に乗せて、と全身の感覚をフル稼働させて楽しみます。
ボールをパスしたり、頭に乗せたままハイタッチしたりと、コミュニケーションにも一役買っています。

対象は主に、保育園の年長さんから、小学校の中学年くらいまで。
そのくらいの年齢の子どもたちにとっては、特に脳と体、感覚と遊びの発達を促します。
もちろん、それ以上の年齢でも、大人の方にも楽しんでいただいています。
大人の方からはよく、「肩こりに効きそう」という感想をもらいます。
高齢者施設でも実施したことがありますが、必ずお一人かお二人、「昔取った杵柄」でお手玉名人がいらっしゃいます。
「どんなことするのかな〜?」と気になった方は、Youtubeの動画を観てみてください。
オンラインでもワークを楽しんでもらうために、コロナ禍に制作したものです。
実施の際は、より細やかに子どもたちの様子を見ながらワークの内容を調整していきます。